女子間のお付き合いの難しさ

人間関係が難しいのは、何も仕事に限った事ではないみたい。仕事の人間関係では、『解りやすい』利害関係や繋がりがある為の難しさ…立ち振る舞いにも気も使う。では、全くのプライベートの場合はどうだろう?お互い気のおけない仲間同士でのお付き合い…それはとても楽しいもののはず。しかし、最近『…?(*_*)』と思う事があった。

久々に会うことになった友人…彼女は15年を越えるお付き合い。大した揉め事も経験しないまま、その関係は続いていた。同業者に近い…という事もあり、仕事の愚痴や悩みも分かりあえる。趣味の幅も広いし、しっかりしてるし、人の面倒見も良い…そんな彼女を、私はのんびりと『すごいなぁ』といつも思っていた。そう、私が彼女に『フレネミー』だと確信を得たあの日までは。。。


趣味の範囲が被る事もあり、どんなに忙しい最中でも彼女とは他の友人よりも密なお付き合いをしていた。お出かけは勿論、いろんな話をした…時には相談も。今、改めて思い返せば前兆はこの時にもしっかりあったのだ…そう10年以上前から。それなのに、今まで確信を得られなかった私も残念な程になんて『のんびりさん』なんだろう。随分前から、相談にのるフリをして小馬鹿にした眼差しで他人の窮地を楽しみながら根掘り葉掘り…次第に私に対しての言動も対等ではなくなっていった。私と会うのは『そーゆー話』が聞ける時だけ。たまに『そーゆー話』が出た時には、本当に嬉しそうに目を輝かせて話に耳を傾けていた。(ちなみに、彼女自身の話は『当たり障りない』程度で留めらるのが通例…)


普通なら、ここらへんで『あれ…?』と思うなり、距離を取るなりすれば良かったのですが。平和な伊織の脳みそは、それでもなお全幅の信頼をおいた人間へ疑うという事を出来ずにいた。今思うと、本当にアホだ…(-.-;)この『フレネミー』って『Friend+Enemy』の造語で、『友達のフリして敵対心を燃やし、相手の窮地を好む』…という厄介なもの。なまじっか『友達っぽい』から、余計に判断に困る。。。『SATC』でも取り上げられてましたが、案外多いのかもしれませんねf^_^;


さて、そんな彼女を『やっぱりフレネミーだ…』と確信した言動だが。それは、将来を見据えてお付き合いをしている方との事が知れた、その日に起こった。前にも『ん…?』と思うことがあり、最近の恋愛話については特に触れてこなかった。まぁ、頂いた指輪もしてるし…バレても驚かないが。この間は複数で会っていたので、目が利く子からすかさず彼との話を振られると、サラっと流したのだが。フレネミーと2人になった時に、私にとってのその事件は起きました。



フレ 『さっさと(彼氏に)フラれてしまえ(嘲笑)』



あの…一応ですね、お互いに将来を見据えてお付き合いしてるので。嘲笑混じりのその台詞は、私には笑えない。言われた瞬間、思わず目が点になりました…え、何て言ったの?って一瞬事態の把握ができませんでした。状況においついてず、思わず『ほけ〜』と見守ってしまった私も私ですが…相変わらず鈍いな(苦笑)でもね、ありえない。そんな台詞を本人を目の前にしてはける事自体、私には理解出来ない。(←まぁ、理解する必要も感じないけどね)どんな心境なんだろう?そして、今までの付き合いや関係ってなんだったんだろうか。いっそ、今後スッパリと付き合いを止めたくなりますが、グループで仲良くしている事もあり、完全に関係も断ち切る事も難しく。しかし、気づいてしまった以上、全て笑って流してあげられる程、私自身が大人にもなりきれず…。。。当面、彼女とは平静に会うことができそうにありません……。


本当に難しいのは、仕事上ではなくプライベートのお付き合いで『本当の友人』と『フレネミー』をかぎ分けた上で対応することかもしれません。仕事上での人間関係はある程度の利害が見えやすいですが、プライベートだと分かり兼ねる場面がいっぱいです。フレネミーさん達の心理の根底には何があるのか、何でそーなっちゃうのか…私には今でも分かりません。『本当の友人』は苦楽をも共有する事ができますが、『フレネミー』さんは(経験上ですが)ストレスを与えられ、不快感や嫌悪感が残ります。私も人とのお付き合いの仕方を考えなくちゃな〜と改めて気付かされました。