昨日の夕食

うちでは平日・休日を含めて家族揃って食事…という機会がめっきり減ってしまった。弟である<まぁくん>も現役SEだからか、平日の夜も程ほどに遅いから家での食事はほぼ皆無なのだ。ところが昨日は珍しく夕飯時に全員が揃う事が判明…いそいそと<買い物>に出かけるマミーが可愛らしい気がするのは何故だろう??(^_^;)ぼけーっとそんな事を思っていると、突然話しかけられていることに気が付いた。


マミー 「伊織は何食べたい?」
伊織  「…ししゃも」
マミー 「……ししゃも焼くの??」
伊織  「……(コクリ)」
マミー 「ほんとに…?」
伊織  「………(コクリ)」


ここまでは普通にありがちな会話だが、「なにも頑なまでに<ししゃも>を主張する事あるまい…」とマミーが不可思議そうな顔をしていたわけが数時間後に判明した…。「ごはんよー」と呼ばれ食卓に向うと、ホッとプレートが出ている。ここで一度はガックリきた…ししゃもは…???(T_T)と。。。なぜか数日前から異様に<ししゃも>が恋しかったものの、昼食は外食中心の伊織がお外で<ししゃも>を拝める確率は極めて低い。唯一その可能性があるとしたらお家ご飯…その僅かな希望の光さえもホットプレートを目の前に消え去った。マミーがおもむろに冷蔵庫から取り出して来たモノにはお肉やお野菜…どうやら本日は<焼肉>なのね。。。なにが来ても<ししゃも>以外ならなんでもいいや…投げやり気分の伊織に奇跡が起きた…っ!!!なんとそのパックの1つに…待望のししゃもが…っ!!(>_<)この時、数時間前の会話がフラッシュバックする…そうか、<焼く具材>についての問いだったのか…(^^;ともあれ目の前のししゃもに目を輝やかせて、その後の展開を読んでいない伊織も本当に浅はかなんだが…。ホタテやエビじゃあるまいし、まさか、ししゃもがプレートの片隅で焼かれる…なんて誰も思いはすまい。。。さすがマミー…伊織の予想を軽々とクリア★ホットプレートには2匹のししゃもがお行儀良く並び、じわりじわりと焼かれていた。しかし…待望の<ししゃも>はなかなか焼けない。。。微妙な焼け具合にイライラする程だ。このとき伊織は思った…


ししゃもは<グリル>焼きに限る…っ!!(+_+)


本当にウマいこといかない…ちょっといい感じにパリっと感を出そうなんて思ったら、目の前で時間をかけて自分好みに育てる(笑)しかあるまい。。。ホコホコ感が出ればOKってゆーんなら悪くはないが、ししゃもはやっぱりタマゴがいい感じになってないとイヤと思う方は尚更オススメできない調理方法である(>ホットプレート焼き)。。。かくして、こいつ等がかなり手間隙を要する素材なのは分かった…お肉云々よりは<ししゃもの焼き加減>の方がよほど気に掛かるtopicsと化してしまった伊織は始終ししゃもを突付き回すハメに陥るのだった。。。ししゃもを気にしながら手を伸ばす野菜…でも視線はししゃも。。。


野菜さん、あなたたちに罪はないが…本当にごめんなさい。。。
 今は<ししゃも>が気になるの…心を捉えて離さないの…っ!


何もソコまで思うことはないのだが、何となく申し訳なく思ってしまう次第である。折角だからお肉もお野菜も美味しく頂きたいものだが、心はすでに<ししゃも>一色と化している伊織…ここまでアホだと眺める方も敢えてツッコむ気もしなくなるに違いない…(苦笑)>自虐ネタ?(笑)そんな伊織をみてか、マミーがある荒技にでた。。。


(残った)ししゃも1パック分、キレイにプレートに並べてみる…


伊織も伊織だが、マミーもマミー…まさか本当に実行するとは思わなかった(^_^;)間違いなく彼女のDNAは伊織にも(多少は)受け継がれてるんだろうなぁ…と思わざるを得ない瞬間…。とにかくじわりじわりとしか焼けない<ししゃも>を大量に投入したせいで他のモノを焼くスペースはめっきり少なくなった。。。残りのししゃもって言っても10匹程度あるから、彼らの占有スペースも焼けるまでの長の時間に渡りかなりのものである。ついでにウチの家族はマミーを除いて通常以上によく食う連中が揃い、エンゲル係数の向上に貢献しているらしい。ししゃもを焼くスペースによって、他のモノを焼くスペースが奪われてしまったのもまた事実。。。今後うちでの<ホットプレート焼肉>での<ししゃも>はご法度になりそうな気配濃厚である…(^_^;)