2日目

→やはり教室にて

マジメに授業は受けている…伊織は非常にマジメな学生だ。。。しかし、ちょっと疑問があると立ち止まってしまう上に、基本的にはシングルタスクな人間…同時処理が出来ないので一生懸命考えている時には(時には手や足も動くが…/苦笑)板書を写すなんて高等な技の同時実行は不可能に近い。(-_-;)だいたいからして、そんな<同時実行/制御>が伊織に可能だったなら…もうちょっと世の中を器用に渡り歩いている…そう思うのだ(-_-;)今回も<なんで…?>を思考している内に、危うく板書が消されそうになること幾度…そんな中で伊織はちょっと疲れていた。そこにきて先生の「10分休憩にしまーす」の天使の声が響き渡る。。。<雨乞いの踊り>ならぬ<脳内飽和の賛歌>が響き渡る伊織の脳にはその声は、何者にも代え難い甘い誘惑の響きとなった。ノートと板書の差分はわずか…ならば、気分を変えて休憩後に一気に頑張ろう!!そう思った伊織はとりあえず外の風を堪能しに出かけた…今思えば「甘い蜜には毒がある」の一声は聞こえなかったのか?という気もするが…。休憩から戻ってきて驚いた…愕然とはまさにこの事だ。。。


板書がキレイさっぱり消されている…それも全面(選択?)削除だ…


黒板もキレイに削除状態だが、伊織の脳ミソも削除状態になってしまったことは言うまでもなかろう…まさに愕然。。。


伊織 「け…消しちゃったんですね、黒板」
先生 「えぇ…(何か問題でも…?)」
伊織 「どーして半分だけ残してくれなかったんですかぁ〜(半泣)」
先生 「…(そんな事言われても〜)」

先生 「まぁ、誰か<お友達>に見せてもらって下さい」
伊織 「<お友達>はいますけど、<ノートを取っているお友達>かどうかは別じゃないですか〜(泣)」
先生 「…(そんな事言われても〜)」
一部 「<爆笑>」


何故だろう、伊織の大学の<お友達>にはステキに優秀な方が多い…何故だか分からないが、彼らはこんな(アホ極まりない…)伊織を構ってくださるのだ。故にそんな彼らが板書をメモってるかは非常に微妙である…普通は『こんなの<当たり前>だよね〜』って状態の事はあんまりメモしたりしないでしょう?(^^;あたしだってハタケを変えれば結構な深いジャンルもある訳で…例えば楽器にしても、いくら黒板に『チューニングは基本442Hzで行うこと』なーんて書かれてても、当たり前過ぎてメモなんかしない…むしろ440〜445Hzで行う場合のイレギュラーなCaseのみのメモになると思う。あとで近隣のYちゃんに微苦笑されながらもノートを提供して頂き、無事に難を逃れましたが…。この先生とのやり取りは休憩あけの教室を(一部)笑いに包み、先生他にはちょっとばかりご迷惑をお掛けしてしまった…>反省。。。(-_-;)


====== 3日目以降、続く(笑) =======