ラ・フォル・ジュネ・オ・ジャポン

GWに行って来た<音楽祭り(笑)>の正式名称です。去年は長過ぎて言えませんでした、この名前…今年はこの名前が言えるようにはなりましたが、今度は<意味>が気になってます。。。(^_^;)いつも<では後日up…>とすると、いつの間にか<なかった事>になってるので忘れない内にアップしておきます。もう1週間…早くもあの時のリアルな<ときめき>は揮発し始めている…時の経過が恐ろしいのか、気持ちの上下が激しいだけなのか…(-_-;)それでは…っ!!>それでもチョビッとだけの<お裾分け>です♪


樫本大進さんのバイオリン


聴いていて、ますます伊織が好みとする音だなぁ…と思うようになって来ました。ほんの数年前、初めて彼のバイオリンを聞いた時には『あぁ、なんてダイナミックな…情熱的なおとなんだろう』って印象が強かったんです。今回は時に切ない程に甘く、時にしっかりとしっとりとした音で存分に協奏曲を楽しませていただきました。伊織の好みの音ってよりは<選曲>による音幅を実感できた…って所でしょうか。モーツァルトって良くも悪くも<モーツァルト>で、(悪く言えば)単調っぽさもあると思うのですが、不思議と飽きも来ずにドラマティックさをも感じてしまいました。す、素晴らしい…っ!!(>_<)


●マエストロ対決

今回は不純な鑑賞もしてました。別名<マエストロ>対決!!(笑)これがね…結構面白かったんですよ(^^)若手から巨匠と呼ばれるまでの、幅広い方々の参加のお陰ですっごい色んな<指揮>も楽しめたんですね♪本当にね、ここまで指揮を見比べる機会ってないから!!私も現役でフルート吹いて大会参加してた時以来だから!!(笑)そしたらね…違うのよ。。。指揮ってゆーより<パフォーマンス>なのか?!ってゆー人もいて、中には「指揮台から落ちちゃわないかなぁ…」と激しい(?)人もいたりして。


しかし、伊織的なイチオシは。。。<ミシェル・コルボ>vs<イェジ・セフコム>!!いや…ムリに対決にする必要ないンだけど。両方ともスッゴイの。見てて「あぁ、<洗練>って言葉はこういうコトなんだなぁ」って思いました(^^)機会があったら、ご覧下さいませ!!


●聞き比べ


このイベントの良い所…それは<同じ曲>を<違うキャスト>での演奏を聴き比べられるという所であったりします。ピアニストや指揮者、楽団…世界共通のはずの同じ<楽譜>で成される<違った表現>が面白い。運が良いと同じ日に、そういった<お楽しみ>に巡り合えたりして良い感じです♪ちなみに今回もいっぱい<聴き比べ>しちゃいました!ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」とかね、歌劇「フィガロの結婚」序曲とかね…(以下略/苦笑)


小曽根真さんのピアノ


この方、どっかで聞いた事ある?と思う方もいらっしゃるかもしれません。実はJazzピアニストの方です…本当はね(^^;今回は<ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」>を演奏して下さいました。これまた不思議なんだけど、2度目に聴いた同曲(違うピアニスト)とは全く違った印象だったの。なんてゆーかね。ピアノ協奏曲なんだけど、独特のテンポを持ってる感じ?とでも言いますか…純粋にクラッシックぽくはなくて、面白かったです(^^)友人とは「やっぱハタケが違うとクセって出るんだね〜。Jazzっぽいモーツァツトも面白い…」と評してました。普段はあまりジャンル越えでの演奏って聴く機会がないので、楽しかったです★普通の演奏会では、こういった機会はなかなかないだけに「あぁ、こういうのも<おまつり>っぽくっていいなぁ」としみじみしちゃいました♪


●マイナージャンルな選曲


今回の(別の意味での)<お楽しみ>はマイナー選曲…普通の演奏会であれば、あんまりお目にかかる機会がないであろう、そんな曲。しかも、モーツァルトだし…600曲以上あるって言われてるし。。。普通であれば、あまり選曲されないであろう…そんな曲。その名も…<ファゴット協奏曲第1番変ロ長調>。ファゴット自体がオケの中低音を支える(どっちかと言うと)「フゴフゴ…」て言ってるようなイメージの強い楽器だから、超気になってたんですよ。そんな大人しげ(?)な楽器の音が…どうやってオケを引っ張るんだろう…(-_-;)気になった方はCDでも聞いてみて下さい…やっぱバイオリンとかの協奏曲とは毛色が違ってた気がします(^^;


あとね、協奏交響曲変ホ長調…これってクラリネットオーボエファゴット&ホルン…という組み合わせの楽器でオケを引っ張る面白い曲でした。言うなれば、『オモチャ箱をひっくり返しちゃった』そんなイメージの曲…とでも言えば良いかしら。あたしは好きだなぁ、こういうのも…(^^)


●レクイエムニ短調

これはね、合唱の神様<ミシェル・コルボ>氏の指揮での演奏を聴いたのですが…ちょっとヤバかった。。。コレって教会とかで聞いちゃったら、マジできちゃうよな〜!!と思わされるような、そんな感じ。聴いたのが夜ってのも多少あったのかもしれません…えらく感傷に浸ってしまった気がします。<感傷>って言葉が陳腐かもしれない…。とにかく「クルなぁ…」と思った感じでした。「痛みや苦しみがないなら、このまま召されちゃってもいいなぁ…あたし」とか呟いたら、友人が「あたしはまだヤだ!」と言ってましたが(笑)、伊織的にはなんか違う世界を感じた気がした、そんな巨匠の世界に触れられた貴重な機会だったと思います。。。


●ご飯


食い意地はってて、ごめんなさい…なんですが(笑)ここに来ての楽しみの1つだったりします。良いお天気の元で、屋台みたいな所の簡易なご飯メニューをビールと一緒にパクリ…う〜ん、幸せ♪って感じです。去年より屋台も多くて、メニューも豊富…おまけにメニューも
<パエリア>とか<牛タン焼き>とか<オムライス>とか<ナシゴレン>とか<タイラーメン>とか多種多様!食事もレジャーですね、ここまで来ると(^^)


ここでちょっと気になったのは<南インドカレー>…インドカレーってのはよく聞きますが、「コレは一体何だろう?」と思いつつ<辛いものは一切ダメ>な私は華麗にスルー…そのままちょっと歩いていると、そこには。。。<北インドカレー>の看板を掲げた屋台車が…(-_-;)いっそ2つを一緒の車で販売して、メニューに<北インドカレー>と<南インドカレー>を作ったらどうなんだろう?とか思ったんですが、やっぱり別モンなんですかねぇ。。。