『マリー・アントワネット』

懲りずに、またミュージカルに行って来ました。この作品は実は昨年の12月にも行ってます…配役や舞台、演出などが変わりながら、あれこれ5ヶ月もロングランしてるんですな。こんなに出演してノドを痛めないなんて、一体どんな声帯してるんだ…主だった出演者全員。。。(-_-;)12月に観劇してた時には正直『ん〜…』とあまり好意的でも否定的でもない感じだったんですけど、5ヵ月後に見たこの公演は個人的には『キター!!』って感じでしたね。前回の公演時は検索してみても、あまり好意的ではない評価が多かったみたいですけど、今回は周囲の評価とか気にならない感じです。平たく言えば『ダメだねー』とゆう人は言うでしょ…でも、あたしは良いと思ったよってトコかな。例え半ばまでマルグリット@新妻聖子さんが声辛そうでもね…(苦笑)配役は変えて良い方に転んだかもね…と、ちょっと思いました。12月よりも回数こなしてるし演出も微妙に変わってるせいか、なんか前回よりもBalanceが取れてる感じがしました。山口さんの一人目立ちがない…とでもいうのかな(^^;実力派だから、存在感でも歌唱でも(運が悪いと)<山口祐一郎ここにあり!>って感じがする事があるんですよね。だけど今回はそういうコトもなく…ステキな舞台だったと思います。


最初にまず驚いたのはオルレアン公@鈴木綜馬さん…実力派で今まで見た舞台で何度も拝見してたのだけど、こんなに<存在>のある歌い方する方だったけなぁと記憶を手繰る。その後も見事なアクのある役を演じて下さり、声も存在も役柄も何もかも良い感じにバッチリのハマり役でした(^^)難しい役柄だけにお見事です!伊織のご贔屓役者サマにご招待〜です(笑)肝心のマリー@涼風真世さんですが…こちらも前回の12月より今回の仕上がりの方がステキ!マリーはドコまでも無邪気にシニカルに孤独に孤高な存在として演じられていました。さすがです…でもちょっとだけ<無邪気さ>が『……』という気もしつつ。。。(まぁ、それは受けての感じ方如何だから何ともねぇ)唯一、12月の仕上がりの方が好きだったマルグリット@新妻聖子さん…それでも上手いんですよ。。。若いんですよね…しかも可愛いんですよね。私の大好きな愛して止まない役者様たちは、あんなに可愛らしい方を毎日身近に見ているのか…と思うと不戦敗も理解出来る気分です。。。(-_-;)>ちがっ!(笑)


さて、愛する(?)山口祐一郎さまですが…前回感じた様に<独走状態>って事もなく、ステキでした。やはり<影>のある難しい役が似合います…しかも今回は錬金術師。未だに何をやったら正しい錬金術師なんだか分からない…そんな職業の人。人々の運命の糸を手繰り寄せ、巧みに操る様…しかりと拝見!しかし…あんまりあーゆー役柄が様になる役者さんっていないかも。。。貴重ですねぇ…毎度の黒マントもめっさ似合ってらっしゃいましたし。舞台を見ながら『スノーボールって内側から見たら、あんな感じなのかしら?運命の<歯車>と錬金術師が使いそうな水晶玉…その辺から来た演出なのかな』と思ったのですが、演出の真意的にはどうなのかしら。。。ちょっと気になる所であったりします。。。(←関係者の方、答えをplease!!/笑)そして終演後の山口さまの笑顔が何よりもステキでした。ファンからしても、1人の女の視点からしても、あの笑顔は貴重です♪あの笑顔が見たくて、舞台上の真剣なお顔をお姿を拝見したくて、ファンである私は足繁く(?)劇場に通ってしまうのですから…ある意味錬金術師より怖いかも。。。(苦笑)


まぁ、そんなこんなで11月だか12月に産声を上げたミュージカル『マリー・アントワネット』。最終的にはステキな公演で終って良かったかと思います。なんとドイツでの公演も決まっているそうで…ぜひとも関係者の皆様、頑張って下さい!(*^_^*)1つだけ難を申し上げれば…舞台装置的な演出は結構エグイなぁ…と思ったので、ご一緒する方を選んでしまうのが『ん〜』って感じでしょうか。あたしは(特に色彩的な演出が)苦手でしたが、観劇に行かれた方はいかがでしたか??(^^;最後に当日は役者さんの<一言?>とかを記したボードが展示されていたのですが…その中の1つを見て、ちょっと笑い。


『公演中に声変わりが来なくて良かった…』


子役の子の一言ですが、そんな時期かぁ…?と感慨深く思いました。ちなみにもっと小さい頃から他のミュージカルで拝見していた子のボードも発見!!『あの頃は確か小2位じゃなかったっけ…もっと小さかったっけ?』と、とにかく体も役者さんとしても『大きくなったなぁ』とちょっと驚き。遠くからですが、これからも応援を続けます!!